アメリカ、ワシントン州を拠点とするRyp Labsは、果物の保存期間を最大14日間延ばすソリューションを開発している。
当初は果物に貼るだけで鮮度を保持できるシールの開発に注力していたが、現在は、食品のフードロスを削減するさまざまなアプリケーションを開発している。
果物に貼るだけで鮮度を保持する天然由来のStixFresh
植物は有害な環境から自身を守るために化合物を放出する。
Ryp Labsはこの天然の防御システムで活躍する化合物を利用して、果物が収穫後に微生物に対抗できるようにし、早すぎる腐敗を遅らせることで、鮮度と保存期間を延ばすソリューションを編み出した。
それが果物に貼り付けるだけのシール、StixFreshだ。
特許出願中のStixFreshには植物が自分を守るために放出する化合物が含まれている。
StixFreshを農作物に貼ると、シールに含まれる化合物が気化し、農作物の周りに保護層が生成され、塾しすぎや腐敗から農作物を守る仕組みとなる。
Ryp Labsによると、放出される化合物は農作物の種類によって異なる。
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アイキャッチ画像の出典:Ryp Labs