ドイツ、ミュンヘンを拠点とするスタートアップ企業QOAは、カカオを使わないチョコレートを開発している。
同社は児童労働・気候危機に対するソリューションとして、2035年までにマス市場におけるチョコレート製品を、従来の方法ではなく、発酵技術で生産されたチョコレートに置き換えることを目指している。
カカオなしのチョコレートに疑問を感じる人も多いかもしれない。しかし、最近ではスイスの研究チームが細胞培養によるカカオを使わないチョコレートの開発を進めるなど、フードテックによりチョコレート生産方法も変わりつつある。
スイスの研究チームが細胞培養によるチョコレートを開発するのに対し、QOAは異なるアプローチを採用する。近年注目される精密発酵だ。