Foovo Deep

UPSIDE Foodsが培養シーフード企業Cultured Decadenceを買収

 

アメリカの培養肉企業Upside Foods(アップサイドフーズ)が、培養シーフード企業Cultured Decadenceを買収したことを発表した

買収により、Upside Foodsの製品ポートフォリオに培養シーフードが追加される。

培養肉企業による培養シーフード企業の買収

出典:UPSIDE Food

Cultured Decadenceは、ウィスコンシン州マディソンを拠点とするスタートアップ企業。

ロブスターを始めとする甲殻類の細胞培養シーフード開発を手掛ける企業として、2020年に設立された。昨年4月にはウィスコンシン州経済開発公社から160万ドルの出資を受けている

買収により、Upside Foodsは製品ポートフォリオを補完、拡大し、動物細胞から直接生産されたさまざまなシーフード製品の商用化を加速できるようになる。Cultured DecadenceはUpside Foodsのブランドを採用し、同社中西部の「ハブ」としてウィスコンシンに残る。Cultured Decadenceの従業員、知的財産、技術はすべてUpsideFoodsの一部となる。

出典:Cultured Decadence

UpsideFoods創業者のウマ・バレティ氏はFOOD Diveの取材に次のように回答している

「彼らの細胞株樹立における重要なマイルストーンに非常に満足しており、甲殻類において経験が最も豊富だと感じました。

また、彼らは独自のパートナーシップを多数構築しています。海洋研究者、海洋生物学者や関連組織から、シーフードの流通業者や学者に至るまで、有識者との幅広いパートナーシップを構築しています。これは非常に価値があります」

8週間でロブスターを生産

後ろ左から共同創業者のJohn Pattison氏とIan Johnson氏 出典:Cultured Decadence

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

アイキャッチ画像はイメージ

 

関連記事

  1. インドNymbleの料理ロボットJulia(ジュリア)がSKS2…
  2. 韓国の培養肉企業CellMEATが約4億7千万円を調達、培養肉の…
  3. 精密発酵でカゼインを開発するEden Brewが約37億円を調達…
  4. Daisy Labがシード資金を調達、今年半ばに精密発酵プロトタ…
  5. 二酸化炭素から代替タンパク質を開発するJooulesが約1.5億…
  6. ソーラーフーズ、シンガポールでソレインの販売認可を取得
  7. 中国の植物肉企業Starfieldが約114億円を調達、湖北省に…
  8. 精密発酵で脂肪を開発するNourish Ingredientsが…

おすすめ記事

精密発酵でカゼインを開発するEden Brewが約37億円を調達

オーストラリアの精密発酵企業Eden BrewがシリーズAラウンドで2,500万…

キッチンOSのイニットがGoogleクラウドと提携、食料品購入のパーソナライズ化を強化

パーソナライズ化された食品購入ソフトを提供する米イニット(Innit)がGoog…

農作物の残り物を有用成分にアップサイクルするComet Bioが約24億円を調達

農業廃棄物をアップサイクルしてさまざまな成分に変えるComet Bioがシリーズ…

米パーフェクトデイがシンガポールに研究開発拠点を設置、2021年4月に稼働を開始

このニュースのポイント●米パーフェクトデイがシン…

The Every Company、世界初の精密発酵タンパク質を使ったアルコール飲料を発売

精密発酵により卵白タンパク質を製造販売する米The Every Companyは…

フードテック現地レポート会・セミナー動画|2024年10月開催

2024年10月に開催した第15回Foovoセミナーの動画です。たくさんの方にご…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

最新記事

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(10/08 16:04時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(10/09 02:29時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(10/08 06:06時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(10/08 22:04時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,980円(10/08 14:03時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(10/09 01:21時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP