Foovo Deep

ベルがパーフェクトデイと提携、精密発酵タンパク質の代替チーズを来月発売

 

Kiri(キリ)やBoursin(ブルサン)などで有名なチーズ大手ベルグループのアメリカ現地法人Bel Brands USA(ベルアメリカ)は、米パーフェクトデイと提携し、精密発酵由来の乳タンパク質を使用したアニマルフリーなクリームチーズ製品の発売を発表した

新製品「Nurishh Incredible Dairy」は、精密発酵により作成されたベルアメリカ初の代替乳製品となり、来年1月1日から全米のスーパーチェーン・クローガーで発売される。

パーフェクトデイは先月、韓国の食品大手との提携も実現し、アメリカ国内での展開に加え、海外マーケットを着実に拡大している。

チーズ大手のベル、精密発酵タンパク質の代替チーズ発売へ

出典:BEL BRANDS USA/Nurishh

ベルグループは世界的なチーズブランドBabybelLaughing CowBoursinをグローバルに展開しているフランス企業。ベルアメリカはBabybelBoursinですでにプラントベース製品を展開している。

これまでのベルは既存の動物由来製品にプラントベース製品を追加するハイブリッド戦略を採用していたが、昨年、プラントベース専用ブランドとして「Nurishh」を立ち上げた。精密発酵タンパク質を使用した「Nurishh Incredible Dairy」は、プラントベース専用の同ブランドにおける新しい試みとなる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:BEL BRANDS USA/Nurishh

 

関連記事

  1. 韓国のINTAKEが約13億円を調達、精密発酵と海藻由来の代替タ…
  2. 培養ペットフードのBioCraft Pet Nutrition、…
  3. イギリス政府、代替タンパク質センターNAPICに約28億円を投資…
  4. 二酸化炭素からタンパク質を開発するAerbio、オランダでパイロ…
  5. 米Puretureが植物性の代替カゼインの開発を発表
  6. 韓国政府、2022年の国家計画に培養肉のガイドラインを追加
  7. 植物性の全卵を開発するYo Eggが米国進出を実現、ビーガン落と…
  8. 【世界初】米Mission Barnsの培養脂肪、FDAの安全性…

おすすめ記事

ネクストミーツが代替肉でアメリカ市場に本格進出、代替ミルクの国内D2Cもスタート

日本のフードテック企業ネクストミーツがアメリカに本格進出する。同社は焼肉…

Wilk、細胞培養乳脂肪を使った「世界初」のヨーグルトを開発するプロジェクトを始動

細胞培養による代替母乳・ミルクを開発するイスラエルのWilk(旧称Bio Mil…

1つのカカオ豆から年間1.5トンの培養カカオ──イスラエル企業Kokomodoの挑戦

出典:Kokomodoイスラエル輸出機構(Israel Export Institute)が6日…

代替油脂のパイオニアCUBIQ Foodsが約7.8億円を調達、カーギルと戦略的パートナーシップを締結

写真はイメージ植物肉の需要増加に伴い、サステイナブルで本物に近い代替油脂の開…

『ミート・ザ・フューチャー~培養肉で変わる未来の食卓~』が6月9日より都内で上映開始

地球が直面する食料危機、気候変動に対応するため、世界中で研究開発が進む培養肉。…

農業に塩水を活用するRed Sea Farmsが約17億円を調達、北米展開も視野に

作物の栽培に塩水を活用するRed Sea FarmsがシリーズAで600万ドル(…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

リアルセミナー@東京のお知らせ【2025/6/18】

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(06/18 15:20時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(06/19 01:15時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(06/19 05:15時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(06/18 21:22時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(06/18 13:25時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(06/19 00:28時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP