マクドナルドはビヨンドミートとの提携を通じて、ドイツのマクドナルド1400店舗で植物性のマックプラントナゲットの発売を発表した。
今月22日よりドイツのマクドナルド店舗で、ビヨンドミートのマックプラントバーガーに加え、マックプラントナゲットの販売が開始された。マックプラントナゲットが導入されるのはドイツが初となる。
植物性マックナゲット、ドイツで試験販売に続き本格導入へ
ビヨンドミートは2021年2月、マクドナルドの優先サプライヤーとなる3年間の提携を結んだ。
マックプラントバーガーは二社が共同開発した最初の製品であり、今回ドイツで発売されたマックプラントナゲットは2番目の製品となる。
マクドナルドはビヨンドミートと協力してマックプラントナゲットの開発に取り組み、昨年の夏にドイツ、シュトゥットガルトの9箇所のレストランで試験を実施した。このナゲットは、えんどう豆、とうもろこし、小麦、パン粉を原料に作られたものとなる。
欧州で拡大するマックプラントの本格導入
ドイツでマックプラントナゲットが導入されたことは、昨年の試験販売が成功に終わったことを意味している。二社の提携から2年、マックプラントの導入は欧州を中心に拡大している。
アメリカでは2021年11月にマックプラントの試験販売が開始されたが、昨年8月、試験販売は終了され、今後の本格導入や追加の試験販売の予定については発表されていない。
欧州の消費者は、アメリカの消費者よりもマクドナルドの植物性製品に対する受容度が高い。
この2年間でマックプラントは、イギリス、アイルランド、オーストリア、オランダで本格導入されており、今回の発表で、ドイツにも本格導入されることとなった。イギリス、アイルランドでは先月、ダブルマックプランドバーガーが発売されている。
日本でも昨年、ビヨンドミート製品の販売が開始
日本のマクドナルドではマックプラントの試験販売は実施されていないが、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)が昨年9月、ビヨンドミート製品の日本における独占販売契約を締結した。
11月には傘下のマルエツ(1店舗)、カスミ(2店舗)、マックスバリュ(4店舗)での販売を開始し、今後も販売店舗を拡大していくという。
マクドナルドは、マックプラントのバーガー、ナゲットの市場投入は、消費者需要によって決まると言及している。国内でビヨンドミート製品の需要が高まれば、日本のマクドナルドにもマックプラントが導入される日がやってくるかもしれない。
参考記事
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アイキャッチ画像の出典:マクドナルド