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ゲノム編集で食・農業の変革を目指す米Pairwiseが新たな戦略を発表

 

ゲノム編集技術を活用して農産物を開発する米Pairwise(ペアワイズ)は先月、ゲノム編集食品を市場に投入するための新たな戦略を発表した

Pairwiseは昨年5月、アメリカ初のCRISPR食品であるリーフ野菜Conscious Greens発売した

Pairwiseは、栄養価が高いものの、わさびのような鼻をつく匂いと辛味が難点とされてきたからし菜について、ゲノム編集技術により辛味と匂いのないからし菜を開発、Conscious Greensブランドとして発売した。

販売は成功し、消費者・シェフからの反応も良好だったが、Food Navigatorの報道によると、PairwiseはConscious Greensの販売を中止し、パートナーによる販売、新製品の開発に焦点をあてる方針に転換した。

同社は現在、からし菜に続き、種なしベリー・チェリー、気候変動に対応した低身長トウモロコシバナナ、コーヒーなどの「革新的な」新品種の市場投入を目指している。

CRISPRなどゲノム編集技術についてはこちらの記事でわかりやすく解説している(より詳しい解説はこちら)。

Pairwise、ゲノム編集食品の開発加速のために戦略をシフト

出典:Pairwise

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アイキャッチ画像の出典:Pairwise

 

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