砂糖削減ソリューションを提供するイスラエル企業DouxMatokは今月、シリーズCラウンドで3000万ドル(約42億円)を調達したことを発表した。ラウンドは、dsm-firmenich Venturingと Sienna Venture Capitalが主導し、Teseo Capital、Pitango、BlueRed Partnersが参加した。
同社はこれにあわせ、社名をIncredoに変更したことも発表した。
CEO(最高経営責任者)を務めるAri Melamud氏は、「当社の主力製品であるIncredo Sugarが市販され、業界内での認知度が高まっていることから、当社のアイデンティティを Incredoという名前に統一し、コミュニケーションを簡素化することにしました」と述べている。
砂糖削減テックのIncredoが約42億円を調達
Incredoは、世界をより幸せで健康的な場所にすることを使命に2014年に設立された。主力製品Incredo Sugarにより、「砂糖の過剰摂取を抑制しながら、美味しさと栄養の改善を実現できる」と考えている。
Incredoは、砂糖の使用量を減らしながら、甘味の知覚を向上させる砂糖ベースの砂糖削減ソリューションを開発した最初の企業だと主張している。
最初の製品であるIncredo Sugarは、天然のサトウキビやてんさい糖を微量の天然担体と結合させ、甘味受容体への砂糖分子の送達を最適化している。これにより、味、食感、口当たりを損なうことなく、砂糖の大幅な削減が可能になる。
関連記事
アイキャッチ画像の出典:Incredo