Foovo Deep

微細藻類を活用するカナダのProfillet、ホールカットの植物性ナマズをFuture Food-Techで初披露

 

微細藻類を活用して植物性シーフードを開発するProfilletが、サンフランシスコで先週開催されたFuture Food-Techで、ホールカットの代替ナマズを初披露した

Profilletは、「次の10億人にいかにして食事を提供するか」という地球が直面する課題に取り組むため、2023年に設立されたカナダ企業。微細藻類タンパク質を開発するSmallfoodTerra BioindustriesによりTeam Profilletとして結成された

現在の食料システムでは、未来の世代に十分な量の食料を提供できず、代替魚を始め、より広範囲な食品をより効率的に製造する必要があるとProfilletは考えている。

同社はサーキュラーエコノミー、ネットゼロ、費用対効果の高いオメガ3脂肪酸の提供に焦点を当て、ホールカットな植物性シーフード製品を開発している。生産プロセスではSmallfoodによる微細藻類のバイオマス発酵と、Terra Bioindustriesの使用済み穀物からアップサイクルしたタンパク質を使用している

なぜナマズなのか

出典:Profillet

Profilletは、ホールカットの白身魚の開発種を選定する際、種毎の温室効果ガス排出量、世界の魚の消費量、国ごとに食される魚種、魚の養殖コストなど、さまざまな要素を検討した。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Profillet

 

関連記事

  1. 【2024年】マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート発売のお…
  2. ブラジルのマイコプロテイン企業Typcal、ブラジル州政府から助…
  3. ダノンが細胞培養母乳を開発するイスラエル企業Wilkに出資
  4. オランダ、培養肉の承認前試食の実施を認める 年内に試食会実施へ
  5. 植物性卵・培養鶏肉を開発するイート・ジャストが新たに約219億円…
  6. プラスチック使用削減のために食用スプーンを開発したIncrEDI…
  7. ジャガイモで卵白タンパク質を開発するPoLoPo、2026年の上…
  8. 培養牛肉を開発する米SCiFi Foodsが資金調達難で事業を停…

おすすめ記事

食料品ドローン配送を展開するMannaが約27億円を調達、今年第2四半期にアメリカ進出へ

ドローンデリバリースタートアップのMannaがシリーズAで2500万ドル(約27…

ゲノム編集で野菜・果物に新しい命を吹き込む米Pairwiseが約94億円を調達

Pairwiseは収量も栄養もあるのに、匂いなどの理由で人気のない食品を、ゲノム…

イスラエルの精密発酵企業Remilk、アメリカで上市を実現

食品大手General Millsが、イスラエルの精密発酵企業Remilkの乳タ…

Biftekがシンガポールの培養肉企業へ最初の増殖培地サンプルを出荷

培養肉用のアニマルフリーな培地を開発するトルコ企業Biftekは、商用化に向けて…

スイスのPlanted、発酵技術を使用した植物性ステーキを欧州3カ国で発売

欧州の代表的な植物肉企業であるスイスのPlantedは先月、独自の発酵プロセスを…

Mogale Meatがアフリカで初の培養鶏胸肉を発表

南アフリカの培養肉企業であるMogale Meatは、「南アフリカのみならず、ア…

精密発酵レポート・予約注文開始のお知らせ

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

精密発酵レポート・予約注文開始のお知らせ

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

Foovoの記事作成方針に関しまして

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(09/07 13:35時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(09/07 23:02時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,940円(09/08 02:44時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
2,156円(09/07 19:25時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(09/07 11:49時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(09/07 22:25時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP