イギリスのスタートアップ企業Fermtechは、ビールの醸造で発生する廃棄物のビール粕を活用した代替タンパク質を開発している。
同社はすでにラボスケールでの生産を実証しており、生産システムに関する特許出願を完了している。
今年9月には、生産能力の拡大、発酵プロセスの微調整のためにクラウドファンディングを実施し、32万5,000ポンド(約6,400万円)の目標額を上回る36万6,500ポンド(約7,200万円)を調達した。
ビール粕×麹菌で生まれる高タンパク質な原料
Fermtechは麹菌Aspergillus oryzaeとビール粕を使用して、固体発酵により持続可能な代替タンパク質「Nutriferm」を開発している。
同社は、通常は廃棄されたり、家畜の飼料とされたりするビール粕に新たな用途を見出した。
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アイキャッチ画像の出典:Fermtech