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雪国まいたけ、新製品「キノコのお肉」を発売|海外で拡大するキノコ由来の代替肉開発

 

新潟を拠点とするきのこ総合メーカーの雪国まいたけは先月18日、マイタケを使用した新製品「キノコのお肉」シリーズを発売した

現在、同社オンラインストアGreen Beansで販売されているほか、全国のスーパーマーケットの青果売り場に導入されているという。発売から1週間で完売し、今月1日から販売を再開した。

雪国まいたけの「キノコのお肉」シリーズ

出典:雪国まいたけ

発売されたのは、料理にそのまま使用できる「キノコのお肉」、ソースで味付けされた「キノコのお肉 食べるソース」(トマトソース・アヒージョ・ゴマ担々の3種類)、そして炊き込みご飯用の「雪国まいたけごはんの素」の計5製品。

同シリーズは、雪国まいたけが独自開発した「雪国まいたけ極(きわみ)」を主原料に、キノコの繊維感を活かし、肉のような食感を実現した点が特徴だ。同社の調査では、約82%が食感を「肉らしい」と評価した。

出典:雪国まいたけ

人口増加によるタンパク質危機と、畜産による環境負荷の課題が指摘される中、国内外では、大豆由来の代替肉を筆頭に、培養肉、マイコプロテインなどの開発が進む。

これまでの代替肉では味・美味しさが課題とされてきたが、雪国まいたけはマイタケの繊維を生かすことで肉のような食感の実現に注力した。マイタケを活用することで、食物繊維を多く含み、低脂質、低糖質のヘルシーな製品開発を目指した

「キノコのお肉」は1袋(50g)あたり、レタス約1個分の食物繊維(3.7g)をとれる。原材料には、「雪国まいたけ極(きわみ)」のほか、米タンパク質、乳タンパク質、植物油脂などを使用している。

「ユキグニファクトリー」へ社名変更

出典:雪国まいたけ

雪国まいたけは2025年4月に社名を「ユキグニファクトリー」に変更する予定だ。「雪国」ブランド製品はそのまま継承し、マッシュルームや代替肉、健康食品など、新ブランドの展開を進める。同社は2023年12月にキノコを製造するオランダ企業を買収しているが、他の地域・国への事業展開も計画している。

海外で進むキノコベースの代替肉開発

The Mushroom Meat Coが開発中の代替バーガー 出典:Kesha Stickland LinkedIn

雪国まいたけのように、普段私たちが見たり食べたりするキノコの子実体を主原料とした代替肉開発は海外でも進んでいる。

2021年設立の米The Mushroom Meat Coは、キノコと食品副産物のコールドプレスされた種子をアップサイクルし、牛肉、豚肉の代替品を開発している。製品は細切れタイプの代替牛肉、代替プルドポークなどに加え、現在は代替牛肉バーガー(上記写真)の開発を進めており、2025年にシェフたちと試食試験の実施を目指している

Meat The Mushroomは、エリンギを主原料としたビーガンベーコン「SHROOMACON」を開発した。アメリカ東部を中心にスーパーマーケットで販売している

Moku Foodsエリンギ、トマト、パイナップル、ひよこ豆、メープルシロップ、ココナッツなどを使用したビーガンジャーキーを開発しており、現在、ハワイとアメリカの、ホールフーズ、Good Earthなどの小売店約880店舗で販売されている。

2019年設立のオーストラリア企業Fable Food Coは、シイタケを使用した代替肉を開発した。オーストラリア以外に、カナダ、イギリス、シンガポールに進出しており、今月ロンドンで開催されるIFE 2025では、シイタケベースのプルドミートを展示する

他にもアメリカの2,500店舗以上で展開されるシイタケを活用したPan’s Mushroom Jerkyなどがある。

こうしたキノコの子実体を利用した代替肉開発は特にアメリカを中心に導入が進んでおり、今回の雪国まいたけの新発売を受け、国内でもキノコ由来の代替肉の市場拡大が期待される。

 

参考記事(プレスリリース)

キノコのおいしさをギュッと、お肉のような風味と食感を実現!キノコメーカーが本気で作った新食材。キノコの新・食習慣が始まる。「キノコのお肉」2月18日(火)新発売

 

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アイキャッチ画像の出典:雪国まいたけ

 

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