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海藻でプラスチック代替に挑むスイスNoriware、包装材メーカーと提携|海藻・植物タンパク質で広がる脱プラスチックの動向

 

スイスのスタートアップNoriwareは、海藻を活用して従来のプラスチック代替を目指している。

同社は海藻を革新的な包装ソリューションへと変換することで、「海藻の力を解き放ち、プラスチックのない未来の構築」を目指して2022年に設立された。

OECDの報告によれば、世界のプラスチック年間生産量は2000年の2億3,400万トンから2019年には4億6,000万トンに倍増。プラスチック廃棄物も同期間に1億5,600万トンから3億5,300万トンへと2倍以上に膨らんだ。プラスチック廃棄物のうちリサイクルされた割合は全体のわずか9%にとどまる(レポートp4)。

Noriwareは海藻生産者や加工業者と連携し、天然ポリマーやバイオマスを抽出。穏やかな加工法で細胞壁を分解し、特許取得済みプロセスにより海藻を加工性・機能性・耐湿性に優れたバイオマテリアルへと変換する。最終製品としてペレットフィルム開発している

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※本記事は、公式情報をもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。

 

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アイキャッチ画像の出典:Noriware

 

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