ドイツの培養魚スタートアップ企業Bluu Biosciencesが700万ユーロ(約9億円)を調達した。
Bluu Biosciencesは細胞培養で鮭、マス、コイを開発するベルリンを拠点とするスタートアップ。
欧州で唯一、培養魚に取り組む企業となる。
細胞の不死化に成功
培養魚に取り組むプレーヤーには、アメリカのBlueNalu、エビやロブスターを開発するシンガポールのShiok Meats、魚の浮き袋とナマコを開発する香港のAvant Meats、サンフランシスコのWild Typeがある。
このグループにBluu Biosciencesが加わったわけだが、同社は細胞の不死化に成功している。
細胞の不死化とは、長期間(通常、最低でも3ヵ月間)培養可能となることを指す。
通常、細胞は20回~25回ほど増殖を繰り返すと死んでしまう。