ドイツの単細胞タンパク質企業MicroHarvestは今月、ポルトガル、リスボンにパイロット工場を開設したことを発表した。
パイロット工場の開設により同社は、単細胞タンパク質のサンプル生産、プロトタイプ生産、そして本運転に向けた試験の実施が可能となる。
MicroHarvestは次のステップとして、2024年始めに最初の製品発売を目指している。
同社のバイオマス発酵技術は今年、権威あるBloomberg NEF Pioneers賞を受賞した。パイロット工場の立ち上げは、持続可能な未来に向けて自社技術を商用化するための重要な一歩になると同社は述べている。
同社共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のKatelijne Bekers氏は、「リスボンにオフィスを開設してからわずか6ヶ月で、当社チームは2倍になり、記録的な速さでパイロット工場を建設するという偉業を達成しました。今後3ヶ月以内に、最初の製品を市場に投入する予定です」と述べている。
24時間で生成される単細胞タンパク質
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アイキャッチ画像の出典:MicroHarvest