今年1月に発表された「Fat Revolution is coming(脂肪革命の到来)」という記事は、代替脂肪企業が今後数年間に強烈な成長を遂げることを予想している。
脂肪ソリューションに取り組むスタートアップは増加している。脱パーム油を目指すものから、植物性の代替肉、代替乳製品、ベーカリーなどさまざまな用途で製品開発が進んでいる。
その中でも、スウェーデン、ヨーテボリに拠点を置くGreen-Onの取り組みは新しい。同社は電気、二酸化炭素、水から化学的に代替脂肪製品を開発している。
二酸化炭素を使用して代替脂肪を開発するGreen-On
2020年に設立されたGreen-Onは、「Power-to-food」技術を活用し、農業に頼らずに乳脂肪、パーム油、ココナッツオイルの代わりとなる脂肪製品を開発している。
二酸化炭素から有用成分を作ると聞くと、フィランド企業ソーラーフーズを思い浮かべる人もいるかもしれない。ソーラーフーズは二酸化炭素からタンパク質を生成するが、Green-Onのプロセスは違う。ソーラーフーズは微生物を使用した生物学的プロセスを使用するのに対し、Green-Onは化学的プロセスを使うからだ。
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アイキャッチ画像の出典:Green-On