Foovo Deep

イスラエル企業SimpliiGood、スピルリナ由来のビーガンスモークサーモンを2025年第1半期に上市へ

 

スピルリナ由来の代替サーモンを開発するイスラエル企業SimpliiGoodは、2025年第1半期にビーガンスモークサーモンを上市予定であることを発表した

2025年第1半期にビーガンサーモンの上市へ

出典:SimpliiGood

2015年設立のSimpliiGoodは自社について、乾燥粉末ではなく、100%生の新鮮なスピルリナを培養して、急速冷凍、配合する最初のスタートアップだと述べている。これまでに、ハンバーガーやチキンナゲットなどの代替肉、スモークサーモン、アイスクリーム、飲料などを生産しており、これらの製品ではスピルリナを基本原料、または栄養を補強する原料として使用している。

同社スピルリナは牛乳の10倍のカルシウム、イチゴの24倍のビタミンE、ほうれん草の3倍の鉄分を含み、タンパク質含有量は20g中3.33gと牛肉に匹敵するタンパク質を含む。

同社は先月、アメリカでスピルリナ製品を発売した。製品は現在、公式オンラインストア、Amazonで販売されており、スーパーへの導入も目指している。

SimpliiGoodは2022年4月、スピルリナを95%使用したクリーンラベルのビーガンスモークサーモンを発表。主成分としてスピルリナだけを使用し、外見、色、食感、風味を再現したもので、タンパク質含有量は40%。来年第1四半期にはこのビーガンサーモンがいよいよ市場投入される見込みとなる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

アイキャッチ画像の出典:SimpliiGood Linkedin

 

関連記事

  1. ビヨンドミートが中国で豚ひき肉Beyond Porkを期間限定で…
  2. アフリカ発の培養肉企業Mzansi Meat、2022年後半の市…
  3. 培養肉生産の複雑さを乗り越える(Gelatex-Athanasi…
  4. 大豆を使ってチーズを開発するNobell Foodsが約82億円…
  5. 米AQUA Cultured Foodsがギンコバイオワークスと…
  6. 世界初!シンガポールOsomeFoodが開発したマイコプロテイン…
  7. 米BIOMILQ、創業者の元夫との知財紛争で破産申請
  8. アレフ・ファームズ、タイ初の培養肉工場建設でBBGI、Fermb…

おすすめ記事

熟成で味を強化、培養条件で“味”をデザイン──東大、「狙った味」を持つ培養肉開発に前進

培養ステーキ肉の開発を行う東京大学竹内昌治研究室は、培養肉の味を構成する鍵となる…

Evo Foodsとギンコ・バイオワークス、アニマルフリーな卵タンパク質の開発で提携

海外では動物に頼らずに食品成分を作る手法として、精密発酵が人気の手法になりつつあ…

シンガポールのPreferが代替チョコレートの試作品を発表、年内に市販化へ

カカオ価格の高騰が続く中、カカオフリーチョコレートを開発する企業がシンガポールで…

米EdiMembre、ホールカット細胞性食品の開発に向け、可食中空糸式バイオリアクターを開発|約5,800万円のプレシード資金を調達

出典:EdiMembre細胞性食肉(培養肉)のスケールアップを目指して、アメリカで新たなスタート…

とうもろこしから作られる砂糖|植物繊維のアップサイクルで砂糖を開発する英The Supplant Company(サプラント)

代替品でもなく、人工的に合成されたものでもなく、自然由来で健康に優しい砂糖が登場…

Doehlerが代替パーム油を生産する英Clean Food Groupと提携

酵母を活用して代替パーム油を開発するClean Food Groupは今月、ドイ…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

最新記事

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(09/03 15:49時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(09/03 02:04時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(09/03 05:47時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(09/02 21:49時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,980円(09/03 13:44時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(09/03 01:04時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP