イスラエルの培養肉企業フューチャーミート(Future Meat)は23日、タイ最大の農業・食品企業チャロン・ポカパン・フーズ(Charoen Pokphand Foods、以下CPフーズ)との提携を発表した。
2社は、CPフーズの市場需要と広大な流通ネットワークに関する知見を活用し、アジア市場に向けた培養ハイブリッド肉の開発で提携する。
培養ハイブリッド肉は、植物肉と培養肉をブレンド配合したもので、生産規模・価格面において、完全な培養肉よりも早期の市場参入が見込めるものとして、フューチャーミートは創業当初から開発を進めてきた。
タイの主力植物肉ブランドMEAT ZEROを展開するCPフーズが培養肉に参入
CPフーズは大豆と小麦粉をベースとした代替肉ブランドMEAT ZEROをタイで展開している。2年かけて開発されたMEAT ZEROは、ナゲット、ハム、バーガーパテ、ひき肉など複数のラインナップが展開されている。
「本物の肉のような味わい」を再現するため、CPフーズの研究者・スタッフ数百人が動員され、2000回を超える実験が繰り返された。
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アイキャッチ画像の出典:フューチャーミート