Foovo Deep

精密発酵プラットフォーマーのLiberation Labsが約26億円を調達、米国に60万リットル規模の施設建設へ

 

代替タンパク質を大量生産するための精密発酵プラットフォームを開発するLiberation Labsは先月、シードラウンドで2000万ドル(約26億円)を調達した。

ラウンドは多くの細胞農業企業に出資するベンチャーキャピタルAgronomicsSiddhi Capitalが主導し、CPT CapitalThia Ventures8090 Industriesなどが参加した。

Liberation Labsは調達した資金を、最初の商業規模の工場を建設するためのサイトの調達と開発にあてる。専用の下流プロセスを備えた同施設の発酵容量は60万リットルになるという。

精密発酵プラットフォーマーのLiberation Labsが米国に60万リットル規模の施設建設へ

出典:Liberation Labs

Liberation Labsはグローバルな専用の精密発酵施設を建設することで、精密発酵による代替タンパク質生産のスケールアップを目指している。

Liberation Labsの施設は、費用対効果が高い新規タンパク質を高収量で生産するよう専門的に設計されている。同社発酵施設は、代替タンパク質市場の80%以上に適合し、長期的に競争力があると同社が考える主要なグローバル拠点に設置される。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Liberation Labs

 

関連記事

  1. 『ミート・ザ・フューチャー~培養肉で変わる未来の食卓~』が6月9…
  2. ネスレがマレーシアに植物肉工場を建設&乳製品フリー「ミロ」を発売…
  3. TurtleTreeが精密発酵によるラクトフェリン生産を発表、2…
  4. 熟成で味を強化、培養条件で“味”をデザイン──東大、「狙った味」…
  5. アレフ・ファームズがアジアへの培養肉導入加速に向けてタイ・ユニオ…
  6. VowとORF Genetics、アイスランドで欧州初の培養肉試…
  7. 代替肉のRedefine Meatがイスラエルで5つの新商品を発…
  8. カナダのNew School Foodsが約8.6億円を調達、ト…

おすすめ記事

Remilkがイスラエルで初めて精密発酵タンパク質の認可を取得

後半のスライドに一部誤りがありましたので、正確な情報に修正しました。初期の情報に誤りがあり大変失礼い…

スイスのCatchfree、微細藻類と植物タンパク質から代替エビを開発

スイスのスタートアップ企業Catchfreeは、微細藻類と植物成分を使用した代替…

ユニリーバが精密発酵によるアイスクリーム発売計画を発表

食品・日用品大手のユニリーバが、精密発酵により作成したアイスクリームを約1年以内…

【世界初】米Mission Barnsの培養脂肪、FDAの安全性審査をクリア—小売販売に向け、次のステップへ

米Mission Barnsが開発した細胞培養による豚脂肪が、アメリカ食品医薬品…

米Ovieが開発した冷蔵庫の食品を簡単に追跡できるスマートタグLightTags

食べ残しの料理や、蓋を開けたジャムなど「まだ食べられる」と思って冷蔵庫に保存した…

Steakholder Foodsが世界初のバイオ3Dプリンターによる培養ハタの切り身を発表

イスラエルの培養肉企業Steakholder Foodsは、世界初のバイオ3Dプ…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(06/19 15:20時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(06/20 01:16時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(06/19 05:15時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(06/19 21:22時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(06/19 13:25時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(06/20 00:28時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP