Foovo Deep

精密発酵でヘムを開発するPaleoが約17億円を調達、植物性食品に「本物の肉の味」を提供

 

精密発酵でヘムを開発するベルギー企業Paleoは今月、シリーズAラウンドで1200万ユーロ(約17億円)を調達したことを発表した。

Paleoは調達した資金で、植物性の代替肉や代替魚に使用するヘムの生産をスケールアップし、商用生産への移行を目指す。

今回のラウンドは、DSM VenturingPlanet A Venturesが主導し、GimvSFPIM RelaunchBeyond ImpactSiddhi Capitalが参加した。

精密発酵でヘムを開発するPaleoが約17億円を調達

出典:Paleo

Paleoは、元ベルギー上院議員であるHermes Sanctorum氏と外科医であり起業家のAndy de Jong氏により2020年に設立された。

Paleoは動物の筋肉に存在するミオグロビンに焦点をあてている。ミオグロビンは、植物性食品の見た目や味を、色、匂い、風味の点で肉や魚のようにする主要なタンパク質となり、植物由来の代替肉や代替魚に、同社が「本物の味」体験と表現するものを提供する。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Paleo

 

関連記事

  1. CO₂タンパク質を開発する米NovoNutrientsが事業終了…
  2. 米国IPOを目指すMeat-Techが3Dプリンターで10mmの…
  3. 中国のJoes Future Foodが豚の培養脂肪のパイロット…
  4. インポッシブルフーズが今秋に植物チキンナゲット発売へ
  5. 青果物の鮮度保持期間を延ばすHazel Technologies…
  6. オランダ企業The Protein Brewery、マイコプロテ…
  7. 米国防総省、Air ProteinやThe Better Mea…
  8. 菌糸体から代替肉を開発するMushlabsが欧州イノベーション会…

おすすめ記事

フードロス削減に取り組むオランダ企業OneThirdが約1億9000万円を調達

フードロス削減に取り組むオランダ企業OneThirdが150万ユーロ(約1億90…

塩生植物からルビスコタンパク質を抽出するThe Leaf Protein Co.が約1.3億万円を調達

2024年6月20日 情報を追記食品メーカー向けにB2B原料として葉由来…

大手プロテインブランドMyproteinが精密発酵タンパク質を使用した新製品を発売

アメリカで精密発酵で開発されたタンパク質の市場投入が加速している。精密発…

イート・ジャストがシンガポールにアジア初の生産拠点を建設、培養肉の協業も

植物性代替卵のイート・ジャストがアジア進出拡大に乗り出した。投資機関Pr…

植物ミルクをより持続可能に:英MYOMが開発した新タイプのオーツミルク

環境負荷の軽減や健康志向から、国内でもオーツミルク、アーモンドミルク、豆乳などの…

BlueNaluがアジアへの培養魚販売に向けて三菱商事、タイ・ユニオンと提携

培養魚を開発するアメリカ企業BlueNalu(ブルーナル)が、三菱商事、アジアの…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

最新記事

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(08/13 15:36時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(08/14 01:44時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(08/13 05:35時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(08/13 21:39時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(08/13 13:37時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(08/14 00:49時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP