Foovo Deep

Vowが絶滅マンモスのDNAから培養マンモスミートボールを作製

 

オーストラリアの培養肉企業Vowは、絶滅したケナガマンモスのタンパク質で作られたミートボールを作製したことを発表した

「新しい肉を発明する」という使命のもと、Vowは過去4年間にわたり、アルパカ、スイギュウ、カンガルー、ワニなど50種以上の種の可能性を調査してきた。Vowは、ごくわずかな土地とエネルギーで製造された、おいしくて、持続可能な満足のいく代替肉を作ることを目指している。

世界的に肉の需要が高まる中、現在の食料システムを再考し、畜産に頼らずに栄養を満たす新しい可能性を検討する必要があるとVowは考えており、オランダのナチュラリス自然史博物館とコンサルティング会社Wunderman Thompsonと協力し、未来の食に関する「会話の出発点」として、マンモスのミートボールを作製した。

マンモスミートボールはオランダのNEMO科学技術博物館公開された

世界初の培養マンモスミートボール

出典:Aico Lind www.studioaico.nl

Vowによると、マンモスのミートボールの作製には、100㎡を超える表面積(カフェの面積にほぼ相当)で増殖した200億個以上の細胞が必要だったという。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Aico Lind氏 www.studioaico.nl

 

関連記事

  1. アイスランドORF Geneticsが大麦由来の低コスト成長因子…
  2. Meatable、シンガポールへ培養豚肉餃子の導入を目指してES…
  3. ADMが精密発酵スタートアップNew Cultureと戦略的パー…
  4. バイオミメティクスに着想を得た代替肉企業Plantedが約19億…
  5. 米パーフェクトデイがシンガポールに研究開発拠点を設置、2021年…
  6. モサミートはいかにしてFBSを使わずに培養牛肉を生産したのか?研…
  7. Meatable、初の試食会開催に続き、培養肉の生産期間短縮を発…
  8. ひよこ豆タンパク質粉末を開発するChickPが約9億円を調達

精密発酵レポート好評販売中

おすすめ記事

代替母乳のBiomilqがシリーズAで約24億円を調達

細胞培養により代替母乳を開発するBiomilqがシリーズAで2100万ドル(約2…

Avant Meatsがシンガポールに新しい研究施設・パイロット工場建設を発表

シンガポールにおけるフードテックが加熱している。シンガポールは昨年12月…

イスラエルのSteakholder Foods、3Dプリンターで生成した世界初の植物性ウナギを発表

3Dプリンターで持続可能な代替肉・代替シーフードを開発するイスラエル企業Stea…

「発酵」で免疫力のある代替母乳の開発に挑むアメリカ企業Helaina

代替タンパク質の領域では、微生物を活用してタンパク質を作る精密発酵と呼ばれる技術…

マクドナルドがアメリカでマックプラントの試験販売を終了

マクドナルドは先月、アメリカで植物性バーガー・マックプラントの試験販売を終了した…

オランダの培養肉企業Meatableが約51億円を調達、来年にシンガポールで販売へ

オランダの培養肉企業Meatableは今月、シリーズBラウンドで3500万ドル(…

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

精密発酵レポート好評販売中

Foovoの記事作成方針に関しまして

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(07/26 13:09時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(07/26 22:36時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(07/27 02:20時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(07/26 19:03時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(07/27 11:34時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(07/26 22:02時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP