微生物を工場として特定成分を生成する精密発酵に対する関心は国内でも高い。最近ではフィランドのOnego Bioが多額の資金調達に成功するなど、注目度の高い領域だが、市場への普及度をはかる目安となるのが現地のスーパーマーケットだと思っている。
精密発酵で作られた乳タンパク質がこれまでに導入された地域は、アメリカ、香港、シンガポールに限られている(ほかのタンパク質では、他の国にも導入されている。詳細はこちらから)
Foovoがシンガポールのスーパーで精密発酵食品を最初に調査したのは2022年11月。それ以来、代表企業のパーフェクトデイの再編が報じられ、現地での取り扱いが気になっていた。
今回、再びシンガポールのスーパーマーケットの売り場を見る機会があったので、乳製品を中心に、現地での取り扱いの状況をお伝えする。
シンガポールスーパーでの精密発酵食品の取り扱い
関連記事