フィンランドの研究チームは精密発酵技術により、動物を使うことなく卵白タンパク質の開発に成功した。
精密発酵により開発されたオボアルブミン(卵白に含まれる主要なタンパク質)は、鶏由来の生産と比較して、土地利用を最大90%削減し、生産プロセスで排出される温室効果ガスを31-55%削減できるという。
この研究成果は、菌類由来のオボアルブミンが、卵白粉末に関連する環境負荷の一部を軽減する可能性があることを示している。研究チームはパイロットスケールの研究データに基づき、精密発酵由来の卵白タンパク質の環境負荷について、動物由来の卵と比較した論文をNaturefoodに発表した。
精密発酵により卵白タンパク質生産に成功
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アイキャッチ画像の出典:フィンランド技術研究センター(VTT)