3Dプリンター

アレフ・ファームズが培養肉のパイロット生産施設を今夏にオープン、宇宙プロジェクトも始動

 

イスラエルの培養肉企業アレフ・ファームズは、イスラエル、レホボトに本社を移転したことを発表した

レホボトに位置する65,000平方フィートの施設には、パイロット生産施設と研究開発センターが含まれる。同社は培養肉の年内販売に先立ち、パイロット施設を今年夏までに本格稼働する。

さらに、イスラエル宇宙局が主導する宇宙プロジェクトの始動も発表した

アレフ・ファームズ、年内に培養肉販売へ

出典:Aleph Farms

アレフ・ファームズはバイオ3Dプリンターを活用して培養ステーキ肉を開発するイスラエル企業。

初期からステーキ肉の開発に焦点をあててきた同社は、2019年にロシア企業と協力して宇宙で培養肉を生産、昨年2月にはバイオ3Dプリンターによる培養リブロース肉を開発した。

新しい施設は、イスラエルのバイオテックハブとされるレホボト市内に位置する。65,000フィート(約6000㎡)はサッカー場に相当するサイズとなる。レホボト市には昨年、同国の培養肉企業Future Meatが生産施設をオープンしている。

プレスリリースによると、アレフ・ファームズのイスラエル国内のスタッフは昨年2倍になった。100名以上のチームメンバーが新しい施設に配属され、事業規模は6倍になる。パイロット生産施設、研究開発センターに加え、コミュニティセンターも含まれるという。

出典:Aleph Farms

2022年はアレフ・ファームズにとって忙しい1年となりそうだ。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Aleph Farms

 

関連記事

  1. 微生物発酵で飲食用のアニマルフリーなコラーゲンを開発する米Gel…
  2. 代替コーヒー開発の最前線:注目のスタートアップ10社とその市場投…
  3. 植物性ペットフードV-planetが日本、韓国で発売を開始
  4. Shiruと味の素、AIを活用した未発見の甘味タンパク質の発見・…
  5. 植物性チーズを開発するスウェーデン企業Stockeld Drea…
  6. インポッシブルフーズがオーストラリア・ニュージーランド進出へ向け…
  7. Novameatがスペイン政府から約3100万円を調達、世界トッ…
  8. オランダのViviciが精密発酵ホエイの生産プロセスをスケールア…

おすすめ記事

Aqua Cultured Foods、マイコプロテイン由来の代替マグロ、エビ、ホタテの公開試食会を今月開催

代替シーフードを開発する米Aqua Cultured Foodsは、レストランシ…

アニマルフリーな乳製品を開発する英Better Dairyが約2億2千万円を資金調達

このニュースのポイント イギリスBetter …

アメリカミズアブ由来のタンパク質・油脂を開発するVolare、今年大型工場の建設を開始

フィンランドのスタートアップ企業Volareはアメリカミズアブ(BSF)を活用し…

ブラジル企業Cellva Ingredients、培養豚脂肪に続き、コーヒー副産物から代替甘味料の開発へ

ブラジルのフードテック企業Cellva Ingredientsは代替甘味料の開発…

ChickPがひよこ豆由来のクリームチーズ、チェダーチーズを開発

イスラエルのフードテック企業ChickPは、ひよこ豆タンパク質粉末からクリームチ…

培養脂肪の英Hoxton Farmsが約32億円を調達、ロンドン市内にパイロット工場建設へ

培養脂肪を開発する英Hoxton Farms(ホクストン・ファームズ)はシリーズ…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(03/30 14:54時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(03/30 00:40時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(03/30 04:35時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(03/29 20:51時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(03/30 13:01時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(03/29 23:53時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP