Foovo Deep

AQUA Cultured Foods、シカゴの高級レストランで代替シーフードの提供を開始|創業者インタビュー

 

持続可能な代替シーフードを開発する米AQUA Cultured Foodsの代替マグロが、シカゴの高級レストラン「Mama Delia」のメニューに採用され、先月より販売が開始された。

共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のBrittany Chibe氏は、Foovoのインタビューで、2025年はアメリカの外食産業に注力し、その後はEU、日本、韓国への進出を計画していると述べた。

独自技術で作るセルロースベースのシーフード

出典:AQUA Cultured Foods

2020年に設立されたAQUA Cultured Foodsは、複数の微生物を使用したバイオマス発酵によりセルロースベースの代替シーフードを開発している。

当初は、細菌セルロースに菌類タンパク質を組み込むことを試みたが、製品を低温殺菌する過程で菌類タンパク質が洗い流されてしまう問題に直面した。現在も、タンパク質を添加する研究を続けている。

そこで、より早く製品を市場に投入し、収益を上げるため、まずはセルロースを加工した代替シーフード製品の発売を決定した。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

インタビュー実施時期:2024年9月中旬

 

関連記事

アイキャッチ画像の出典:AQUA Cultured Foods

 

関連記事

  1. ドイツのThe Cultivated B、EFSAに向けた培養ソ…
  2. 培養魚企業ブルーナル、回転ずしチェーン「スシロー」を展開するフー…
  3. イスラエルの精密発酵企業Remilk、アメリカで上市を実現
  4. 米The Better Meat Co.がマイコプロテインに対し…
  5. Wilk、細胞培養乳脂肪を使った「世界初」のヨーグルトを開発する…
  6. 米BIOMILQ、創業者の元夫との知財紛争で破産申請
  7. Farmless、二酸化炭素によるタンパク質生産に向けて約1.8…
  8. 植物性刺身を開発するOcean Hugger Foodsが復活|…

おすすめ記事

培養肉企業アレフ・ファームズが約116億円を調達、2022年に最初の商品の販売へ

細胞培養でステーキを開発するイスラエルの培養肉企業アレフ・ファームズが、シリーズ…

米Ovieが開発した冷蔵庫の食品を簡単に追跡できるスマートタグLightTags

食べ残しの料理や、蓋を開けたジャムなど「まだ食べられる」と思って冷蔵庫に保存した…

Vowの培養ウズラ肉、シンガポールのレストランがメニューに導入、来月提供へ

オーストラリアの培養肉企業Vowが先月、シンガポールで培養肉の販売認可を取得した…

Mycorenaのパイロット工場、拡張により欧州最大のマイコプロテイン工場に

マイコプロテインを使った代替肉を開発するスウェーデン企業Mycorenaは、スウ…

韓国が培養肉特区を創設、商用化の鍵となる細胞供給で特例を設ける

韓国政府は、培養肉など細胞性食品の開発を目的とした特区を創設した。この特区の正式…

3分でサクサクのピザを焼くBasil Streetのピザ自販機

 このニュースのポイント●ピザを3分で焼…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

最新記事

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(12/04 16:21時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(12/05 03:01時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(12/05 06:34時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(12/04 22:22時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(12/05 14:21時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(12/05 01:40時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP