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イスラエルのAmai Proteinsは2月9日、精密発酵で開発した甘味タンパク質「sweelin」について、アメリカ食品医薬品局(FDA)から「質問なし」のレターを受領したと発表した。
GRAS Inventoryによると、「sweelin 」は遺伝子組換え酵母Komagataella phaffii CBS 150005で生成した改変モネリンであり、汎用甘味料として食品での使用を想定している。
精密発酵モネリンでは、米Oobliもアメリカで2024年11月にGRAS認証を取得しており、Amai Proteinsは2社目となった。
モネリンは、西アフリカ原産のつる状植物(Dioscoreophyllum cumminsiiという)にできるブドウの房状の赤い実に含まれるタンパク質。1972年、この果実からショ糖の3,000倍の甘味を持つタンパク質が単離され、モネリンと名前が付けられた。
モネリンは甘味が強く、1時間以上、甘味が持続するとされる。モネリンの調達は生育期間が7月から10月の雨季に限定され、大量生産が難しい。
少ない量で十分な甘みをもたらす天然の甘味タンパク質を精密発酵で大量に生産できるようになれば、砂糖の摂取削減につながり、血糖値対策などの健康効果だけでなく、サトウキビの栽培で必要な土地や水など資源を削減する環境効果も期待できる。
一方、天然モネリンの短所として、高温で変性して甘さを失うことが挙げられる。
Foodnavigatorの過去の報道によると、Amai Proteinsは極限環境微生物から着想を得て、「110度で10分間加熱しても問題のない」甘味タンパク質「sweelin」を開発したと述べている。
GRAS通知から具体的な耐熱温度は確認できないが、「sweelin」は「熱安定性、消化性、感覚プロファイル、pH安定性などの生物物理・生化学特性を改善するよう設計された」との記載があり、熱安定性が付与されているようだ(GRN 1269 Part1 p7)。

出典:Amai Proteins
また、プレスリリースによると、二重盲検ランダム化比較試験では「sweelin」は血糖値やインスリン値に影響を与えないことが示されたという。昨年3月には、「sweelin」の安全性に問題ないと結論づける査読済み論文がJournal of Applied Toxicologyに掲載された。
先行するOobliは精密発酵によるブラゼイン、モネリンでGRAS認証をクリアし、ブラゼイン使用のチョコレートを現在も販売している。同社のモネリン上市については公開情報から確認できていない。
砂糖の過剰消費による心疾患、糖尿病、肥満などの増加が懸念される中、Amai Proteinsが「sweelin」でFDAのお墨付きを得たことで、食品・飲料メーカーでの採用が加速しそうだ。
※本記事は、プレスリリースをもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。
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アイキャッチ画像の出典:Amai Proteins















































