Foovo Deep

英培養肉企業Higher Steaksが約43億円を調達、社名をUncommonに変更

 

イギリスの培養肉企業Higher Steaksが社名をUncommonに変更した。Uncommonは、社名変更にあわせて、シリーズAラウンドで3000万ドル(約43億円)を調達したことを発表した。

ラウンドはBalderton CapitalLowercarbon Capitalが主導し、Open AIのCEOであるSam Altman氏なども出資した。Uncommonは調達した資金で、ケンブリッジテクノパークにあるパイロット施設の生産を拡大したいと考えている。

RNA技術で培養肉他社と差別化

出典:Uncommon

Uncommonは動物から少量のサンプルを採取し、最先端技術を使用して単離された細胞を人工多能性幹細胞(iPS細胞)に変換する。これはリプログラミングと呼ばれるプロセスで、京都大学の山中教授が2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞した技術となる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Uncommon

 

関連記事

  1. AQUA Cultured Foods、シカゴの高級レストランで…
  2. Believer Meats、培養肉の生産拡大に向けてGEAと戦…
  3. イート・ジャストの代替卵JUST Eggが欧州の安全性承認を取得…
  4. ドイツ企業Nosh.Bioがマイコプロテインを工業生産する自社施…
  5. Space Fが韓国初の培養鶏肉と牛肉、そして培養豚肉プロトタイ…
  6. かつて年間8,000トンを生産──忘れられたマイコプロテインPE…
  7. 培養肉アレフ・ファームズ、安価でオープンな増殖培地の開発でWAC…
  8. Those Vegan Cowboysが精密発酵で作成されたチー…

おすすめ記事

タバコ植物で成長因子を開発するBioBetterがパイロット工場を開設

培養肉の製造に必要な成長因子を低コストで開発するBioBetterは今月、食品グ…

培養シーフードを開発するShiok Meatsが資金調達、シンガポールに生産工場建設へ

培養シーフードを開発するシンガポールのShiok Meatsが、Woowa Br…

精密発酵チーズのNew CultureがCJ第一製糖と提携、2023年に上市を計画

精密発酵でチーズを開発する米New Cultureは今月、韓国のCJ第一製糖から…

食品廃棄物を活用してマイコプロテイン由来の代替肉を開発するMycorenaとは

スウェーデンの代替肉企業Mycorenaは、廃棄される植物をアップサイクルして、…

チョコレート大手のマース、精密発酵由来の乳タンパク質を使ったチョコレート製品を発売

米チョコレート大手のマースは16日、精密発酵で開発されたアニマルフリーな乳タンパ…

Leaft Foods、ルビスコの日本商用化に向けラクト・ジャパンと提携

葉からルビスコを抽出するニュージーランドのLeaft Foodsは2025年9月…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

最新記事

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(09/21 15:58時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(09/22 02:18時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(09/22 05:58時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(09/21 21:57時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,980円(09/21 13:55時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(09/22 01:14時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP