出典:Motai Group
チョコレートの未来は、いま転換点を迎えている。進行する気候変動の影響で、アフリカのカカオ栽培地の約半分が2050年までに消滅する可能性が指摘されるなか、オランダ発のスタートアップMotai Groupは、カカオに代わる新しい解決策に取り組んでいる。
Motai Groupは、三世日系ブラジル人起業家であるCEO(最高経営責任者)のMarina Shimono氏と、エジプト出身で食品科学の専門家であるCSO(最高科学責任者)のFatma Ali氏によって2025年に設立された。
同社が着目したのは「クプアス(Cupuaçu)」—アマゾン原産の果実であり、カカオの“いとこ”にあたる植物だ。
Shimono氏は「カカオ生産のために森林を伐採するのではなく、この未活用の果実に経済的価値をもたらすことで、アマゾン熱帯雨林の生態多様性を保全したいと考えています」とFoovoに述べた。
「クプアス」という眠れる資源

クプアス 出典:Motai Group
インタビュー実施日:2025年10月8日
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アイキャッチ画像の出典:Motai Group