出典:Believer Meats
細胞性鶏肉(培養鶏肉)を開発する米UPSIDE Foodsが、昨年事業を停止したBeliever Meatsの米国工場に対する5,000万ドルの買収提案を取り下げた。UPSIDE Foodsは工場取得への関心は維持しているという。
AgFunderの報道によると、8月17日付のノースカロライナ州ビジネス裁判所への提出資料で、UPSIDE Foodsは売買契約の解除を通知した。
Believer Meatsは2025年7月、細胞性鶏肉についてアメリカ食品医薬品局(FDA)の安全性審査を完了し、ノースカロライナ州ウィルソンに建設していた大型工場の完成を発表した。同年10月にはアメリカ農務省(USDA)から工場について検査証書と表示認証を取得したが、12月に事業を停止。その後、生産施設や関連資産の売却が進められている。

出典:UPSIDE Foods
UPSIDE Foodsは今年6月、ウィルソンの工場などの資産に5,000万ドルを提示した。裁判所は、「ストーキング・ホース・ビッド」(*)として同社の提案を承認。その後、入札の期限は8月10日まで延長されたが、適格な提案はなく、UPSIDE Foodsは契約解除を通知した。契約解除の理由について「取引条件が満たされなかった」とAgFunderに回答している。詳細は明らかになっていない。
*ストーキング・ホース・ビッドとは、入札前に一定の価格以上で買い取りを約束する仮の買い手候補(ストーキング・ホース)が提示した価格や条件を上回る応札者がなかった場合、ストーキング・ホースが落札者となる仕組み。
UPSIDE Foodsは2021年11月、カリフォルニア州エメリービルに工場「EPIC」を開設した。2024年時点で、2,000L規模での培養を数十回実施したとしていた。公式サイトによると、これまでに製造した培養鶏肉は1万ポンド(約4.5トン)を超えたとしている。

出典:Upside Foods
同社は2023年、イリノイ州に商用工場「Rubicon」を建設し、将来は年間最大3,000万ポンドまで生産能力を拡大する計画を発表した。しかし2024年には、Rubiconの建設を進める前に既存のEPICを拡張する方針へ転換した。Believer Meatsの工場取得は、こうした自社工場の設置とは異なる形で、生産能力を拡大する選択肢となっていた。
※本記事は、海外メディアで報じられた事実を参照しつつ、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。
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出典:Believer Meats












































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