Jim Fader氏 Foovo(佐藤あゆみ)撮影
オーストラリアの精密発酵スタートアップEden Brewは、当初の「牛を使わないミルク」というB2Cモデルから戦略をシフトし、乳タンパク質の機能性に着目したB2B原料として市場参入を目指している。
同社はβカゼインについてアメリカでGRAS自己認証を完了しており、今後数か月以内にアメリカでの販売を開始する予定だ。昨年にはオーストラリアでも新規食品申請を完了しており、オーストラリアでも年内の承認・販売開始を見込む。
共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のJim Fader氏はサンフランシスコで開催されたFuture Food-TechでFoovoの取材に対し、「2021年に事業を開始した当時は、代替ミルクをB2Cで販売する構想でしたが、市場環境の変化を踏まえ、市場で差別化を図るために方向転換しました」と語った。
カゼインが秘める機能性サプリメントの可能性

出典:Eden Brew
数年前の代替タンパク質への期待とは裏腹に、現在、市場の熱は落ち着いている。2025年の代替タンパク質投資額は8億8,100万ドル となり、2021年の50億から大幅に縮小した。こうした状況下で資金調達や商用化を進めるためには、代替品であるだけではなく、明確な付加価値を提示する必要があったという。
その中で同社が着目したのが、乳タンパク質の一つであるカゼインが持つ「栄養デリバリー機能」だ。
インタビュー実施日:2026年3月19日 米国サンフランシスコにて
関連記事
アイキャッチ画像はFoovo(佐藤あゆみ)撮影



















































この記事へのコメントはありません。