出典:Akutsu et al., DNA Research, 31(6), dsae033 (2024), Fig. 1A–B(一部抜粋)
飼料や肥料の多くを輸入に依存している日本の食品産業において、同じく輸入に依存していることがあまり知られていないのが、食品添加物として広く使われるローカストビーンガムだ。
ローカストビーンガムは、イナゴマメの種子からとれる多糖類で、ソースのとろみ付けやゼリーの食感調整など、幅広い食品に利用されている。食品表示ではほかの多糖類と併用した場合に「増粘多糖類」と表示されるため、消費者にはなじみの薄い名称だ。
一方、原料となるイナゴマメは日本では栽培されておらず、供給は海外からの輸入に依存している。収穫量は気候変動などの影響を受けやすく、供給変動や価格上昇は食品メーカーにとって調達上のリスクとなる。
こうした課題に対し、植物細胞培養によってローカストビーンガムを安定生産する研究に取り組むのが、宮城大学の日渡祐二(ひわたし・ゆうじ)教授だ。
すでに実験室規模で培養細胞からローカストビーンガムの主成分であるガラクトマンナンを取り出す段階まで進んでいる。日渡教授に研究の進捗と事業化に向けた課題を聞いた。
供給不安をきっかけに研究開始

日渡祐二教授 出典:宮城大学
インタビュー実施日:2026年9月28日
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アイキャッチ画像の出典:Akutsu et al., DNA Research, 31(6), dsae033 (2024), Fig. 1A–B(一部抜粋)
















































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