Foovo Deep

酵母由来の代替パーム油で2023年上市を目指す英Clean Food Group

 

イギリスを拠点とするClean Food Groupは、パーム油に代わる酵母由来の代替脂肪を開発している。

パーム油はスーパーマーケットに並ぶ製品の半数近くに使用され、植物油脂の中でも最も生産量が多い。世界のパーム油市場は、2021年の506億ドルから2027年には655億ドルに達すると予想される。しかし、パーム油の生産は森林破壊の主要原因となっており、生物多様性の損失、気候変動への影響が問題視されている。

Clean Food Groupは、味や機能に妥協せず、健康と地球に優しい代替パーム油の開発を目指して2022年に設立された。

酵母由来の代替パーム油を開発するClean Food Group

出典:バース大学/Laurie Lapworth氏

Clean Food Groupは今年の第1四半期に、バース大学から関連技術の知的財産を取得した。この技術はChristopher Chuck教授とチームが開発したものとなる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Clean Food Group

 

関連記事

  1. 植物性3Dプリント肉を開発するRedefine Meatが約15…
  2. DICがスピルリナ由来ヘムを開発する米BYASに出資を発表
  3. MycorenaとRevo Foodsが3Dプリント用マイコプロ…
  4. ブラジル初の培養脂肪企業Cellva Ingredientsが約…
  5. チョコレート大手のマース、精密発酵由来の乳タンパク質を使ったチョ…
  6. オランダ大手スーパー、植物由来食品44%の販売率を報告|売り場戦…
  7. ホームメイド料理をデリバリーするShefが約22億円を調達
  8. 培養油脂のMission Barnsが食肉加工企業と提携、培養ソ…

おすすめ記事

EU、精密発酵・バイオマス発酵を基盤技術に位置付け―米国は支援と後退が交錯

欧州委員会は7月2日、「Choose Europe for Life Scien…

シンガポール企業Mycosortia、おからをアップサイクルした代替カカオを開発

食品残渣をアップサイクルするシンガポール企業Mycosortiaは今月、カカオ不…

話題のビーンレスコーヒーATOMO COFFEEを渋谷で飲んでみた|ATOMOの次の戦略

昨年8月、豆を使わないエスプレッソ粉「ATOMO COFFEE」が日本に初上陸し…

卵黄・卵白に分かれた植物ベースの全卵を開発するFloat Foodsが約1億8000万円を調達

シンガポールを拠点とするフードテック企業Float Foodsが、シードラウンド…

シンガポールのtHEMEat、卵殻や廃棄野菜から植物性ヘムを開発

シンガポールのスタートアップ企業tHEMEatは、代替肉を本物の動物肉に近づける…

エリンギ由来のジャーキーを作るハワイ発のMoku Foods

ハワイを拠点とするスタートアップ企業Moku Foodsは植物性ジャーキーを発売…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

最新記事

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(11/17 16:14時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(11/17 02:54時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(11/17 06:24時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(11/17 22:15時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(11/17 14:16時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(11/18 01:33時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP