Foovo Deep

培養肉はまず「ハイブリッド」から、価値は肉以外へ拡張|GFI Elliot Swartz博士講演レポート

Elliot Swartz博士(Foovo佐藤撮影)

培養肉や培養魚で知られる細胞性食品は、すでに一部の国・地域で売られる食品となっている。世界で初めて細胞性鶏肉がシンガポールで販売されてから丸5年が経過した。

現時点で細胞性食品は、アメリカ・シンガポール・オーストラリアで販売されており、4つの規制当局が完了した安全性審査は計10件に達した。さらにタイ韓国スイスイギリスEUなどでも審査が進んでいる。

細胞性食品の認可状況(2025年10月31日時点) Foovo調査により作成

こうした審査の積み上げを象徴する言葉として、元FDA規制官のEric Schulze博士は「これほど研究され、定量化され、審査された食品は他になく、おそらく、人類がこれまでに市場に出した最も安全な食品と言えるでしょう」と述べたという。

Good Food Instituteの主任上席研究員であるElliot Swartz博士が、昨年11月13-14日に都内で開催された「培養細胞の食品利用に係る国際会議Japan Cell-Ag-READY Dialogue 2025)」に登壇し、細胞性食品業界ではこの5年間で「何が期待できるのか」という理解が大きく進展したと述べた。今後は、知見が指数関数的に増えていくとの見方も示した。

当面の主役はハイブリッド製品

出典:GOOD Meat

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

アイキャッチ画像はFoovo(佐藤)撮影

 

関連記事

  1. 細胞性魚脂肪のImpacFatが日本に拠点設置|2026年に化粧…
  2. 【現地レポ】シンガポール企業Preferの豆不使用コーヒーを実食…
  3. 精密発酵で卵白タンパク質を開発するOnego Bio、米国進出に…
  4. モサミート、牛脂肪細胞を培養する無血清培地に関する論文を発表
  5. 微生物を活用してアニマルフリーなチーズを開発するFormo、年内…
  6. Next Prime Food発足: 大企業とスタートアップの“…
  7. カゴメとNoMy Japan、マイコプロテイン活用の共同検証を開…
  8. えんどう豆由来の代替ミルクを開発するSproudが約6.8億円を…

おすすめ記事

菌糸体から代替肉を作るAtlast Foodが約43億円を調達

菌糸体から代替肉を開発するAtlast FoodがシリーズAで4000万ドル(約…

ソーラーフーズ、CO2由来の微生物タンパク質「ソレイン」で米国GRAS自己認証を取得

フィンランドのソーラーフーズ(Solar Foods)が、二酸化炭素を原料とした…

代替母乳を開発するTurtleTreeがシリーズAで約34億円を調達

シンガポール、アメリカを拠点とする代替母乳企業TurtleTreeがシリーズAラ…

中国初の菌糸体タンパク質スタートアップ70/30、今年後半に全国販売へ

世界的にバイオマス発酵、精密発酵による代替タンパク質の開発が進む中、中国でも最初…

日本市場で高まる培養うなぎへの関心|日本人の35%が「培養うなぎを試したい」

培養うなぎを開発するイスラエル企業Forsea Foodsが日本人を対象に実施し…

Melt&Marble、精密発酵脂肪の生産で1万L超へのスケールアップに成功

スウェーデン企業Melt&Marbleは今月、精密発酵による代替脂肪の発…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

最新記事

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(01/30 16:37時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(01/30 03:26時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(01/30 06:57時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(01/29 22:43時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(01/30 14:40時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(01/30 02:03時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP