アップサイクル

大豆発酵副産物を植物性練乳にアップサイクル|韓国のSOYFT BIOMEが資金調達

出典:SOYFT BIOME

大豆の発酵副産物を活用して植物性練乳などを展開する韓国のフードテック企業SOYFT BIOMEが、エムワイソーシャルカンパニー(MYSC)から出資を受けた。投資額は非公開。

2021年創業のSOYFT BIOMEは、大豆の発酵過程で生じる副産物をアップサイクルしたタンパク質原料「AquaProtein」をコア技術としている。

同社はこの原料と独自の乳化設計技術で、乳由来原料を使わずに、低糖で植物性のクリームやソースを開発している。

主なブランドには、低糖・植物性の甘味ソースブランド「JA:YU」と、テンペを中心とした高タンパク植物性食品ブランド「KETOYOU」がある。

出典:SOYFT BIOME

JA:YUブランドでは、糖分を90%以上削減しながら練乳の甘さを再現したタンパク質も含む植物性練乳クリームや、糖分ゼロの甘味ソースを開発している。

韓国メディアWow Taleの報道によると、2025年に発売されたJA:YUは、韓国のクーパンロケットフレッシュ、オリーブヤング、Baemin B Mart、百貨店などに流通しているという。

SOYFT BIOMEは今回の資金で、植物性クリーム・ソース製品の競争力強化、流通チャネルの拡大、特にカフェやベーカリーフランチャイズ向けのB2B供給の拡大にあてるとしている。また、化粧品や栄養分野への拡大も進めるという。

Venture Squeareの報道によると、既存のデザート・ソース市場は高糖・乳製品を中心とする構造から抜け出せずにいた中、SOYFT BIOMEの発酵副産物のアップサイクルと低糖・植物性の技術には競争力があることが投資家からの評価につながった。

出典:SOYFT BIOME

食品製造で生じる副産物を、付加価値のある素材に変える動きは国内外で広がっている。

シンガポールのMottainai Food Techは、おからの固体発酵により植物性代替肉「Jiro Meat」を開発している。オランダのRevyveは、プロセスで発酵は使わずに、ビール醸造で発生する使用済み酵母をアップサイクルして、卵の機能を置き換える食品素材を開発している。

日本のオリゼは、米麹による発酵で、古米や規格外米などを発酵甘味料へアップサイクルする取り組みを進めている。

また国内でも、大豆発酵副産物を食品素材として活用する研究事例が出ている。北海道大学の研究者らは、大豆発酵副産物を利用したアルツハイマー病の予防食品素材の開発を進めている。

 

※本記事は、海外メディアの記事をもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。

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