アップサイクル

シンガポールの代替コーヒーPrefer、日本初の商品展開|渋谷PARKYで提供開始

出典:Prefer

2026年10月7日更新

代替コーヒーを開発するシンガポールのPreferが、日本で初の商品展開を開始した。

共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のJake Berber氏はリンクトインで、Preferの日本初の商品として、東急不動産とともに渋谷で代替コーヒー「PreferRoast」を使ったアイスブラックコーヒーを提供すると発表した。

Berber氏は日本のほか、ブラジルでも近日、商品を展開する計画を発表している。

日本での提供先は、東急不動産のプロジェクトの一環として、4月15日に渋谷道玄坂にオープンしたアウトドアコミュニティスペース「PARKY(パーキー)」。

PARKYは、駐車場跡地をリノベーションした都市型のオープンエアパーク。

プレスリリースによると、東急不動産とともに渋谷近辺で働く・遊ぶ・暮らす人に向けた施策を実施するとしており、スタートアップ企業のプロダクト発信の一環として、Preferの代替コーヒーや、Eclipse Foodsの植物性ミルクアイスクリームを提供している。

Preferは2022年創業。米やひよこ豆などを原料に、発酵と焙煎を組み合わせてコーヒーやカカオの代替原料を開発してきた。

代替コーヒーから事業を開始し、シンガポール国内のレストランなどで提供。昨年8月には可溶性の代替コーヒー粉末と代替カカオ粉末の発売を発表した。可溶性粉末は、インスタントコーヒー、RTD飲料などへの利用を想定したB2B原料で、既存のコーヒー製品にブレンドして使う補完型ソリューションとして位置づけている。

Preferの代替コーヒー使用のカフェラテ(2024年4月/シンガポール) Foovo(佐藤)撮影

今回の日本での初販売に先立ち、Preferは日本企業との連携も強化してきた。

同社は昨年、タイ味の素社と持続可能なコーヒー飲料の開発で提携した。味の素は昨年10月、通常のコーヒーにPreferの代替コーヒーを30%ブレンドし、フィンランド企業ソーラーフーズのソレイン(Solein)を加えたアイスラテを期間限定でシンガポールで展開した。

代替コーヒーでは、米Atomo Coffeeも2024年8月に渋谷のカフェ&バー「ash zero waste cafe & bar」で日本販売を開始した。同社にはサントリーホールディングスが2023年に出資している。

Atomoの豆不使用エスプレッソ(2025年1月/渋谷) Foovo(佐藤)撮影

Atomoはその後、従来のコーヒーと豆不使用コーヒーを50%ずつ組み合わせたブレンド製品をD2Cで展開。現在はプレバイオティクス繊維を配合したブレンド製品も展開している。

コーヒー豆価格の高騰、気候変動による栽培リスクと供給不安を背景に、代替コーヒーは従来のコーヒー原料のコスト高・供給不安をやわらげる選択肢として国内外で広がり始めている。

 

※本記事は、リンクトインの投稿をもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。

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