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生研支援センターの2026年度SBIR、麹菌による乳タンパク質生産を採択|昆虫タンパク質、養殖魚向け腸内細菌技術も

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農林水産・食品分野における資金提供・社会実装の支援を行う生研支援センター(BRAIN)は6月3日、2026年度「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」の審査結果を公表した。

麹菌を活用した乳タンパク質生産など、83件の応募から25件が採択された。

2025年度の採択課題には細胞性食品(細胞培養食品)に関連するものが3件あったが、今年度は確認できなかった。一方で、麹菌による乳タンパク質生産、飼料向け昆虫タンパク質の供給インフラ構築、養殖魚向け腸内細菌技術など、代替タンパク質・次世代食品生産に関連する案件が複数採択された。

東京大学(丸山潤一氏)は、長い食経験を持つ麹菌を用いて乳タンパク質生産技術を開発する。乳児用ミルク・代替乳市場への展開を視野に、母乳に近い栄養組成の安定供給を目指す。

このプロジェクトは、「農林水産業・食品産業の可能性の拡大と成長の推進」という研究開発テーマに位置づけられ、発想段階にあたるフェーズ0として採択された。フェーズ0は最大2年間で、年額最大1,000万円の研究開発費が支給される(PDF p8)。

GoldenHarvest(鍬裕介氏)は、国産の代替飼料の社会実装に向けて、アメリカミズアブの全自動産卵ユニットを開発し、昆虫タンパク質の大量生産を目指す。

北海道大学(田島健次氏)は、てん菜糖製造時の副産物である糖蜜を原料に用い、高機能バイオ材料の量産化技術を開発する。

ホロバイオ(梅田眞郷氏)は、魚の腸内細菌を用いて、養殖魚の成長促進や高温耐性の実現を目指している。

このほかにも、鳥インフルエンザの被害を減らすため、鳥インフルエンザに抵抗性のある耐性ニワトリの開発を目指すセツロテック(竹澤慎一郎氏)、通常10数年を要する野菜の品種(F1)開発を劇的に短縮するプラットフォーム開発に取り組むグランドグリーン(江尻真斗氏)、冷蔵・ガス管理に依存せずに気孔閉鎖化合物を活用して農産物の鮮度保持を目指す名古屋大学(佐藤綾人氏)、未利用食品資源をアップサイクル飼料にする技術開発に取り組む信州大学(上野豊氏)など、さまざまな研究が採択された。

 

※本記事は、SBIR採択結果をもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。

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