代替プロテイン

ビヨンドミート、Q2売上8.2%減も海外小売は16.5%増|植物性タンパク質の関連事業拡大へ

出典:Beyond Meat

植物性代替肉を手がける米Beyond Meat(ビヨンドミート)は8月5日、2026年第2四半期の決算を発表した

売上高は前年同期比8.2%減の約6,883万ドル(約109億円)となり、営業損失は3,080万ドル(約49億円)となった。一方、海外の小売事業の売上高は16.5%増加して約1,848万ドル(約29億円)となった。

同社は決算報告資料で、中核となる既存の代替肉事業を安定化させるとともに、飲料など植物性タンパク質を活用した新カテゴリへの展開を進める方針を示した。

売上減少の主因は、販売数量が9.5%減少したことによる。海外外食チャネルにおけるハンバーガー・チキン製品の販売減少と、アメリカの外食・小売におけるカテゴリ需要の低迷と販売拠点の減少が原因だとした。

アメリカでは代替肉カテゴリの需要低迷や特定チャネルで販売拠点の減少がみられ、小売事業の売上高は9.9%減の約2,964万ドル(約47億円)、外食サービスは27.6%減の約801万ドル(約12億円)となった。海外外食サービスも16.0%減少した。

これに対して海外小売は16.5%増の約1848万ドル(約29億円)となり、販売数量も8.2%増加した。特にイギリスを含む欧州で代替バーガーや代替チキンの販売が伸びたほか、カナダでは植物性ひき肉製品が増加した。アメリカの事業全体の売上高が14.4%減少した一方、海外事業全体の売上高は0.6%増となった。

出典:Beyond Meat (赤線はFoovo追加)

Beyond Meatは現在、「Beyond The Plant Protein Company」を掲げ、代替肉を中核としつつ、植物性タンパク質を使った周辺カテゴリへ事業領域を広げている。

その最初の製品として投入したのが、今年1月に販売を開始したエンドウ豆由来のタンパク質を使用した炭酸ドリンク「Beyond Immerse」だ。1本あたりタンパク質20g、食物繊維7gを含み、6月からニューヨークの小売・外食サービスで展開を開始した。ニューヨークの飲料販売業者Big Geyserとの契約により、スーパー、ドラッグストア、コンビニなど2万6000以上の販売拠点へのアクセスを確保している。

創業者兼CEO(最高経営責任者)のEthan Brown氏は今回の決算発表で、植物性代替肉事業の安定化を進めながら、成長の著しい関連分野に事業を拡大する方針を示し、Beyond Immerseの発売は、その戦略の最初の成果だとした。

出典:Beyond Meat

なお、第2四半期は1,640万ドル(約26億円)の純利益を計上し、前年同期の3,180万ドル(約50億円)の純損失から改善した。

ただし、主に社債の一部を株式に転換したことに伴う5,770万ドル(約91億円)の会計上の利益が寄与したもので、本業の黒字化によるものではない。営業損失は3,080万ドル(約49億円)だった。調整後EBITDAは2,770万ドル(約44億円)の赤字だった。

※EBITDAは、国ごとに事情が異なる税金や金利、企業ごとに異なる減価償却などの要素を除き、企業の本業の稼ぐ力を見る指標とされる

 

※本記事は、プレスリリースをもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。

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アイキャッチ画像の出典:Beyond Meat

 

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