出典:Aleph Farms
イスラエルのAleph Farms(アレフ・ファームズ)は今月、細胞性牛肉(培養牛肉)について、シンガポール食品庁(SFA)から認可を取得したと発表した。
細胞性牛肉がシンガポールで承認されるのはこれが初。
2017年設立のアレフ・ファームズは、細胞培養により牛肉ステーキの開発に取り組んでいる。アンガス牛由来の細胞を培養し、大豆と小麦からなる植物性タンパク質素材を組み合わせてハイブリッド型の細胞性牛肉「アレフ・カット」を開発している。
同社は2024年1月、イスラエル保健省からアレフ・カットの承認取得を発表した。製造販売にはラベル表示と販売に関する指示への対応、パイロット生産施設のGMP検査の完了が条件として示されており、現時点で上市は確認されていない。
今回の認可により、アレフ・ファームズの細胞性牛肉は、イスラエルとシンガポールの2ヵ国で規制当局の承認を得たこととなる。
同社はリンクトインで、従来の牛肉を置き換えるのではなく補完することを目指し、資本効率の高い基盤で生産規模を拡大していく方針を示した。

細胞性食品(肉・魚・脂肪・ペットフード)の認可状況 Foovo作成
アレフ・ファームズは近年、大型工場を建設するのではなく、各地域のパートナーと既存の施設を活用し、多額の先行投資と事業リスクを抑えながらスケールアップする戦略を進めている。
その一環として、2023年3月にはイスラエル、モディーンにあるバイオテック企業VBL Therapeuticsの製造施設と関連資産を買収した。タイではBBGIおよびFermbox Bioとの提携を通じ、年産1,000トンを見込む生産施設の整備を進めている。
スイスでは、ケンプタールにあるThe Cultured Hubの施設を生産拠点として活用するため、同社と提携。今年1月には、シンガポールでのパイロット生産、スケールアップ、施設利用を目的としてCell AgriTechと提携した。
同社は、タイ、スイス、シンガポールで現地企業の設備や知見を活用する生産体制を構築している。Green Queenの報道によると、イスラエルについても製造委託モデルに移行し、第三者の製造事業者と協議を進めている。現在は、タイ、スイス、イギリスで承認を待つ状態にある。
同社CEO(最高経営責任者)のDidier Toubia氏はGreen Queenのインタビューに対し、2027年前半にシンガポールのレストランを通じて市場投入する考えを明らかにしている。
シンガポールは世界で最初に細胞性食品の販売を認めた国であり、これまでにイート・ジャストの培養肉部門GOOD MeatとVowの2社が細胞性食品の上市を実現している。ペットフード分野ではFriends & Family Pet Foodが販売を実現している。
※本記事は、リンクトインの投稿をもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。
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アイキャッチ画像の出典:Aleph Farms
















































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