イメージ画像(フリー素材)
代替カカオを開発するオランダのMotai Groupが事業を終了し、清算手続きに入った。共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のMarina Shimono氏がリンクトインで明らかにした。
2025年に設立され、アマゾン原産のカカオ近縁種「クプアス(Cupuaçu)」の未利用種子から代替カカオ原料の開発、商用化を目指していた。
Shimono氏は約1ヶ月前にMotaiを退任した。投稿によると、ここ数ヵ月で会社の方向性をめぐって創業者間に「根本的な相違」があることが明らかになり、解決に向けて取り組んだものの、自身が退くことを決断。その後、Motaiは清算手続きに入ったとしている。事業終了の背景として、資金難や事業採算性については言及していない。
Motaiは三世日系ブラジル人起業家のShimono氏と、食品科学を専門とするエジプト出身のFatma Ali氏によって2025年に設立された。Big Idea Venturesから資金を調達し、大部分が廃棄されるクプアスの種子から、菓子向けの代替カカオ原料を開発していた。

出典:Motai Group
Shimono氏は2025年10月、Foovoによるインタビューのなかで、果肉の利用後に十分活用されていないクプアスの種子を発酵・加工し、カカオを1対1で置き換えられる原料を開発していると述べていた。大手菓子メーカーなどへのサンプルの出荷準備を進めており、2026年第2四半期の市場投入を目指しているとしていた。
気候変動や病害によるカカオ供給不安への対応策として近年、代替カカオの開発が加速しており、Planet A FoodsやVoyage Foods、Foreverlandなどのスタートアップが商用化を進めている。今年6月には英Nukokoが独Döhlerに買収された。国内でもコンビニやスーパーマーケットに代替チョコレートが導入されている。
Foovoが確認した範囲では、代替カカオを主力とするスタートアップが清算入りを公表した事例はほかに確認できなかった。Motaiの事業終了は、スタートアップが増加してきた代替カカオ市場における新たな動きとなる。
※本記事は、リンクトインの投稿をもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。
フードテックの国内外ニュースを週1回まとめてお届けしております。
メールマガジン登録はこちらから
関連記事
アイキャッチ画像はイメージ画像(フリー素材)
















































この記事へのコメントはありません。