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カナダのMaple Leaf Foods、植物性タンパク質2工場を閉鎖へ|需要低迷を受け、生産を1拠点に集約

出典:Maple Leaf Foods/Field Roast

カナダの食品大手Maple Leaf Foodsは9月22日、アメリカのワシントン州シアトルとマサチューセッツ州ターナーズ・フォールズにある植物性タンパク質の2工場を、2027年第4四半期までに段階的に閉鎖すると発表した。

アメリカでの生産はインディアナ州インディアナポリスの工場に集約する。

同社は植物性タンパク質カテゴリへの取り組みは変わらないとしており、生産拠点を3ヶ所から1ヶ所に集約して収益性を改善する狙いだ。

需要低迷で3工場体制を見直し、売上は3年連続減少

出典:Maple Leaf Foods/Field Roast

閉鎖の背景にあるのは需要の低迷だ。同社によると、植物性タンパク質のカテゴリはここ数年で大きく変化し、販売量の減少によって3工場の稼働率が大幅に低下した。

現在の稼働率で3施設を維持することによる構造的なコストは長期的に持続できないと判断したという。移行は12~18カ月かけて進める。

実際、同社の植物性タンパク質事業の売上は低迷している。

2020年には前年の1億7,640万カナダドルから2億1,080万カナダドルへと19.5%増となったものの、その後は2021年に1億8,410万カナダドル、2022年は1億6,930万カナダドル、2023年には1億4,700万カナダドルと3年連続で減少した。

2023年の減少については、小売や外食産業向け製品の販売量減少が主な要因だとしている。同社は2024年にそれまで独立していた植物性タンパク質事業を食肉事業と統合し、組織体制を再編した。

出典:Maple Leaf Foods/Lightlife

今回、再編の対象となったターナーズ・フォールズの工場では、同社ブランド「Lightlife」の代替肉やテンペを生産している。Lightlifeは1979年に創業し、2017年にMaple Leaf Foodsに買収された。

一方、シアトルの工場では、穀物や野菜などをベースとした植物タンパク質ブランド「Field Roast」の代替ソーセージや代替肉を製造している。1997年創業のField Roastは2018年にMaple Leaf Foodsに買収された。

Maple Leaf Foodsはこれまで、Lightlife、Field Roastなどの植物性タンパク質ブランドを買収し、成長市場とみられていた植物性タンパク質事業を拡大してきた。

2019年にはインディアナ州シェルビービル近郊に植物性タンパク質工場を新設する計画を打ち出したが、コロナ禍などを受けて計画が遅延。2021年にはインディアナポリスにある既存工場を取得し、テンペの生産能力増強に約1億ドルを投じる計画へ切り替えた。

同社社長兼CEO(最高経営責任者)のCurtis Frank氏は、「インディアナポリスに生産拠点を集約することで、当社の製造ネットワークの経済性が大幅に向上し、構造的に強固で持続的に収益性の高い植物性タンパク質事業の構築に向けた重要な一歩となります」と述べている。

価格・小売・商品開発では新たな動きも

出典:Beyond Meat

プラントベース食品をめぐっては、市場拡大を目指して、普及の障壁を下げる動きが進む。

オランダでは2026年、主要9スーパーでプラントベース食品の主要6カテゴリの合計価格が動物性製品より平均18%安くなった。

フランスの小売大手カルフールもプラントベース食品を強化しており、2025年の欧州売上は6億6,400万ユーロに達し、2026年に6億5,000万ユーロとしていた目標を前倒しで達成(PDF p82)。新たに2030年までに10億ユーロへ拡大する目標を掲げている(p86)。

ビヨンドミートも従来の代替肉中心から事業領域を広げている。2026年には植物性タンパク質飲料「Beyond Immerse」を発売し、9月には粉末、バー、飲料、主菜向け商品などを展開する「Phytosphere」を開始した。

 

※本記事は、プレスリリースをもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。

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アイキャッチ画像の出典:Maple Leaf Foods

 

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