出典:MyForest Foods
アメリカのフードテック企業MyForest Foodsが、ヒラタケの菌糸体から開発した代替肉「MySteak」の販売を開始した。
9月より米大手スーパーマーケットWhole Foods Marketで販売を開始し、500店舗以上で順次展開する。
同社にとって、菌糸体由来のベーコン「MyBacon」とプルドポーク「MyPulledPork」に続く新商品となり、「ステーキのような食感」を味わえるものだという。
菌糸体由来の代替ステーキ「MySteak」

出典:MyForest Foods
MySteakは、シート状に成長させたヒラタケの菌糸体を薄くスライスし、ココナツアミノ、ニンニクなどを含むマリネ液で味付けした製品だ。調理前に解凍し、フライパンで約5分加熱する。72g当たりタンパク質8g、食物繊維8gを含む。
一般的な塊状のステーキではなく、チーズステーキサンドイッチや炒め物、タコス、サラダなどに利用できる薄切りタイプとして販売される。
MyForest Foodsは、菌糸体を利用した素材開発を行うEcovativeから生まれた。

出典:MyForest Foods
製造はペンシルベニア州の提携農場で行っており、木材チップ上で菌糸体を成長させ、厚みのあるシート状で収穫している。同社の主力製品MyBaconでは、シートをスライスし、天然の香料や砂糖、塩を混ぜたマリネ液に浸し、ココナッツオイルを加えて最終製品としている。
既存製品の販売は好調

MySteak 出典:MyForest Foods
MyForest Foodsは2022年、ニューヨーク州に年産約1360トンの生産能力を持つ大型垂直農場「Swersey Silos」を開設した。
その後、ニューヨークの施設で確立したプロセスを既存の農場に移管。現在はペンシルベニア州のPietro Industriesなどの提携農場で菌糸体を生産している。Swersey Silosの現在の稼働状況は、公開情報からは確認できない。
同社はこれまでに、MyBaconとMyPulledPorkを商用化してきた。2025年には両製品をWhole Foods Marketの520店舗以上で展開している。

MyBacon 出典:MyForest Foods
既存製品の販売は好調のようだ。同社によると、今年6月14日までの52週間におけるMyBaconの成長率は74.8%で、アメリカのナチュラル食品チャネルにおける植物性朝食商品の売上額の35.5%を占めたという。いずれも市場調査会社SPINSのデータに基づく数値として同社が公表したものとなる。
今年7月には、米スーパーマーケットのWegmans Food MarketsでMyBaconの取扱いが開始された。
アメリカでは植物性代替肉の低迷が続いている。The Good Food Institute(GFI)によると、2025年のアメリカにおける植物肉・シーフードの小売売上高は前年比10%減少した。一方、細切り、塊などの製品形態では販売数量が8%増加している。
こうしたなか、MyForest Foodsは、同じ菌糸体原料からベーコン、プルドポーク、ステーキ製品を展開することで、消費者の利用シーンを広げようとしている。代替肉市場が低迷するなかでも、製品形態によって需要を獲得できるかが注目される。
※本記事は、プレスリリースをもとに、Foovoの調査に基づいて独自に執筆したものです。出典が必要な情報については、記事内の該当部分にリンクを付与しています。
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アイキャッチ画像の出典:MyForest Foods

















































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